木質ペレット
森林資源の有効活用で再生可能エネルギーを創出し、地域環境を守ります
木質ペレットとは
木質ペレットは、原木や、間伐材などの樹皮や幹部を原料とした長さ10~30ミリ、直径約6~8ミリの固形燃料です。特に、木材工場から排出される樹皮、端材、製材屑などの残・廃材が有効活用されることで、再生可能エネルギーとして生まれ変わります。
木質ペレットは圧縮して固める際に発する熱によって、木材の主要成分(リグニン、セルロース)などが熱分解・軟化されることで、接着剤のような役割を果たしたり、水素結合によって固形化されます。
バインダー無しの天然由来100%のクリーンエネルギーとなることから、二酸化炭素の削減に大きな効果が期待でき、地球環境にダメージの少ない新しいエネルギーとして注目されています。
カーボン・ニュートラル
木質ペレットを含むバイマスをエネルギーとして利用する場 合にも、燃焼等により二酸化炭素は排出されますが、元来 植物は、成長過程における光合成により二酸化炭素を吸収していているため、植林や農作業により再びバイオマスが大気中の二酸化炭素を吸収します。
これらの循環作用により、大気中の二酸化炭素量が相殺され、増加することはありません。
これをカーボン・ニュートラルと呼びます。木質ペレットを含むバイオマスを化石燃料の代わりに利用すれば、二酸化炭素の排出を抑制することができます。
木質ペレットの種類
全木ペレット(自社取扱品)
高位発熱量 | 4,500kcal/kg |
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含水率 | ≤10% |
灰分 | ≤0.8% |
嵩比重 | 0.6t/m3 |
形状 | 直径6mm 長さ≦30mm |
バークペレット(自社取扱品)
高位発熱量 | 4,100kcal/kg |
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含水率 | ≤12% |
灰分 | ≤7.0% |
嵩比重 | 0.6t/m3 |
形状 | 直径8mm 長さ≦40mm |
ホワイトペレット(参考値)
高位発熱量 | 4,500kcal/kg≦ |
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含水率 | ≤10% |
灰分 | ≤0.7% |
嵩比重 | 0.6t/m3≦ |
形状 | 直径6〜8mm 長さ≦40mm |
木質ペレットの製造フロー
ペレットの製造において最も重要なことは、原料の粒度、含水率の安定化とオペレーションです。原料受入後に重機にて原料のブレンドを行い、破砕→乾燥→粉砕→異物除去の工程を経て、ペレット製造に最適な水分調整(15~18%)を自動で行い、ペレットを成型します。
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